シャワーヘッド7商品比較|カートリッジ交換が必要なタイプと不要なタイプ、3年のコストを比べる

シャワーヘッド7商品の3年コスト比較 シャワーヘッド

シャワーヘッドを探すと、3万円台のミラブルやReFaから数千円のものまで、価格が10倍以上開いていることに驚きます。しかも高いタイプには、数か月ごとに替えるカートリッジが必要なものがあり、本体価格だけでは「結局いくらかかるのか」が見えにくいのが悩みどころです。

実家でミラブルのシャワーヘッドを使っていて、交換用スティックの費用が気になっていたのが、この記事を書いたきっかけです。そこで、カートリッジが必要なタイプ、付けても付けなくてもよいタイプ、そもそも不要なタイプを7商品選び、Amazonのレビュー(高評価・低評価の両方)を読み込んで、3年間にかかる費用の目安とあわせて整理しました。

私がすべてを使って試したわけではなく、レビューから見えた傾向をまとめた記事です。効果の感じ方には個人差があります。

先に:今回載せていない商品と、その理由

Amazonで調べたときに目に入りやすかった商品のうち、次のものは比較表に入れていません。

パナソニックの「ファインベール」は、執筆時点で3万2,600円でしたが、Amazon.co.jp販売ではなく外部の出品者による販売でした。購入先の安心感を重視して、今回は見送っています。ミラブルのEx(3万8,500円)や潤(4万300円)も売られていますが、交換用スティックの対応など確認しきれない部分があるため、同シリーズからは基本モデルのzeroだけを載せました。

売れ筋ランキングの上位には、3,000円前後の「マイクロナノバブル」をうたう商品も並んでいました。ただ、ブランドや耐久性の情報が少なく、レビューも十分に検証できなかったため、今回は対象外としています。

こんな人には向いていない記事です

先に書いておくと、以下に当てはまる人は、この記事があまり参考にならないかもしれません。

シャワーヘッドではなく、交換用フィルターだけを比べたい人(その場合は、シャワーヘッド交換用フィルター7商品の比較のほうが合います)。浴室のシャワーが一体型で、ヘッド単体を付け替えられない人。そして、美肌や髪への効果を確実に得たいと考えている人です。レビューを見る限り、効果の感じ方にはかなり個人差があります。

選ぶときに見るべき基準3つ

比較する前に、判断基準を3つに絞りました。

1つ目は、カートリッジが必要かどうかです。ミラブルのzeroやReFaのピュアは、定期的にカートリッジを交換する前提で、本体の価格に加えてランニングコストがかかります。一方で、交換部品が見当たらないタイプや、付けなくても使えるタイプもあります。

2つ目は、自宅の水圧や給湯方式との相性です。低評価レビューでは、オール電化住宅や賃貸の小型の湯沸かし器で、水圧が弱くなった、ミストにすると湯温が下がって寒いといった声が目立ちました。ヘッドの性能だけでなく、家の条件も影響するようです。

3つ目は、水流モードと使い勝手です。ミストがあるか、手元で止水できるか、ヘッドが重くないか。毎日手に持って使うものなので、レビューでは意外に多くの人が触れていました。

比較表

商品名本体価格カートリッジミスト特徴
Mirable(ミラブル) zero33,000円(税込)必要(トルネードスティック3,190円)あり公式ストア販売。ミスト水流の評価が高い一方、水漏れや湯温低下の声も
ReFa ファインバブル ピュア32,500円(税込)必要(2,500円/本、約3か月ごと)あり公式ストア販売。カートリッジ付き。デザインと水流の評価が高い
ReFa ファインバブル U30,000円(税込)交換部品の記載なしあり公式ストア販売。4つの水流モード。ピュアより維持費がかからない
ナノフェミラスプラス14,900円(税込)任意(別売2,178円)表記なし(3水流)日本製。付けなくてもナノバブルシャワーとして使える。耐久性の声が割れる
LIXIL INAX エコフルプラス12,400円(税込)不要ありAmazon.co.jp販売、日本製。水圧の感じ方に好みが分かれる
SANEI レイニーメタリック7,600円(税込)不要なしAmazon.co.jp販売。シンプルでコスパ重視。手元ストップが固くなる声
タカギ キモチイイシャワピタT1,442円(税込)不要なし泡やミストなしの節水ヘッド。最安で、レビュー件数が7,000件超

※価格は執筆時点のものです。最新価格は各商品ページでご確認ください。ミストの有無は、商品ページとレビューの記載をもとにしています。

3年間にかかる費用の目安

本体価格にカートリッジ代を足して、3年間(36か月)の合計を概算しました。交換周期は、公式の目安ではなくレビューから拾ったものなので、あくまで参考値です。

商品名本体カートリッジ代の目安3年の合計目安
Mirable zero33,000円3,190円×8〜11回 = 約2.6万〜3.5万円約5.9万〜6.8万円
ReFa ファインバブル ピュア32,500円2,500円×11回 = 約2.8万円約6.0万円
ReFa ファインバブル U30,000円交換部品の記載なし約3.0万円
ナノフェミラスプラス14,900円付けない場合は不要(付ける場合は別売2,178円/本)約1.5万円〜
LIXIL エコフルプラス12,400円不要約1.2万円
SANEI レイニーメタリック7,600円不要約0.8万円
タカギ キモチイイシャワピタT1,442円不要約0.1万円

※ミラブルは、交換周期を3〜4か月とし、初回分は本体に付属していると仮定して計算しています。ReFaのピュアは、レビューにあった「約3か月に1回」を目安に、カートリッジ付きの本体で12回のうち初回分を除いて11回としました。使い方によっては、もっと早く替える人もいます。

同じReFaでも、カートリッジを使うピュアと、交換部品の記載がないUでは、3年で約3万円の差になります。ただし、塩素を低減するカートリッジを使うかどうかという違いもあるので、金額だけで優劣はつけられません。

商品ごとのレビュー傾向

Mirable(ミラブル) zero

良い点として、ミストが霧のように細かくて心地よい、洗い上がりが爽快、子どもの反応がよいといった声がありました。「入浴後に体がポカポカする」という感想もありますが、効果の感じ方は人それぞれで、「マイクロバブルの効果は分からなかった」という声も並んでいます。

気になる点は、水圧と湯温です。ミストにすると湯温が下がって冬は寒い、水圧が弱い賃貸の湯沸かし器では水流が細すぎて使うのをやめた、という声が複数ありました。水漏れの報告もあり、Oリングからの漏れや、接続部のネジ山が崩れていたという指摘があります。ヘッドが重くて形が使いにくい、価格が高いという声もありました。実家でも使っていますが、交換用スティックの費用は、他の選択肢と比べると気になります。

向いている人:維持費がかかっても、ミストの心地よさや公式ストアの安心感を重視したい人。

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ReFa(リファ) ファインバブル ピュア

良い点は、ミストが気持ちいい、ジェット水流が心地よい、デザインがよいという声です。「髪が絡まりにくくなった気がする」「肌がかさつきにくくなった気がする」という感想もあります。交換用のカートリッジは、フィルター記事で詳しく書いていますが、レビューでは約3か月に1回の交換が目安とされています。

気になる点は、ミストにすると湯温が下がる、体感の水量が落ちる、手元ストップがない、ヘッドが重くて持ち手が太いという声です。オール電化住宅で水圧が弱くなり、冬は寒くて使えなかったという低評価もありました。カートリッジ代(約3,000円と書いた人も)が負担という声のほか、カートリッジが同梱されていなかった、特典のカートリッジが入っていなかったという販売面の不満も見られました。

向いている人:塩素対策も含めてReFaのシャワーを体験したい人。維持費と、定期的な交換を許容できる人。

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ReFa(リファ) ファインバブル U

良い点は、ミストや4段階の切り替えが使いやすい、シャワーの時間が楽しみになった、子どもがミストを喜ぶといった声です。「肌の調子がよい気がする」という感想もあります。商品ページには、ポイントジェット、ピュアストレート、ストレート、ミストの4つのモードが書かれていて、交換用カートリッジの記載は確認できませんでした。

気になる点は、ヘッドが重くて疲れる、水圧が弱いと感じる、ミストでは湯温が下がるという声です。「どのモードも中途半端」と書いた人や、効果がよく分からないという人もいました。手元スイッチがほしいという要望、使い始めて1週間で水漏れしたという報告、価格が高いという声もあります。購入前に、自宅の水圧を確認するよう勧めるレビューもありました。

向いている人:ミストや水流の切り替えを楽しみたいけれど、カートリッジの維持費はかけたくない人。

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ナノフェミラスプラス

日本製のナノバブルシャワーヘッドで、高圧スカルプ・ノーマル・フェイスの3つの水流があります。塩素除去用のカートリッジは別売で、付けなくてもナノバブルシャワーとして使えると商品ページに書かれています。

良い点は、水が柔らかい、泡のような当たり心地、水量は少し弱くなったが満足、ヘッドが小ぶりで軽いといった声です。節水のわりに水圧があるという評価もあります。

気になる点は、耐久性への不満が目立つことです。使用中にパッキンが飛び出した、1年ほどで水漏れが増えた、床に置いたら割れたという報告がありました。ナノバブルの実感に懐疑的で、ただの節水シャワーと考えると割高という声や、水流が散るという指摘もあります。価格に見合わないと感じた人が一定数いるため、評価は割れています。

向いている人:日本製の中価格帯で、カートリッジを付けるかどうかを自分で選びたい人。

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LIXIL INAX エコフルプラス ウルトラファインバブル多機能シャワーヘッド

Amazon.co.jp販売の日本製で、複数の吐水モードがあります。良い点は、同じ水量でも水圧が高く感じる、ミストの水圧に満足しているという声です。

気になる点は、ミストの出方です。ミストを選ぶとスプレー用の穴以外からも湯が出て、「普通のシャワーにミスト感が加わった程度」と書いた人がいました。通常モードの水圧が弱いという声や、止水機能がなくて不便という声もあります。接続部から水が漏れて返品したところ、使用感があるとして返金を断られたという報告があり、返品条件は購入前に確認しておきたいところです。

向いている人:ミスト付きで、数万円は出したくない人。

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SANEI レイニーメタリック ウルトラファインバブルシャワーヘッド

Amazon.co.jp販売で、ウルトラファインバブル発生装置を内蔵した、シンプルなタイプです。良い点は、TOTOのシャワーからそのまま付け替えられて楽、「某ReFaと比べるとシンプルだが、そのぶんコスパがよい」という評価、水流が細かくて肌当たりがやさしいという声です。

気になる点は、バブルの効果が分からないという感想が多いことです。「普通のシャワーとして十分使える」というレビューが多く、ミスト機能はないと書いている人もいました。節水型のため水圧が弱くて元に戻した人、パッキンからの水漏れ、数か月から1年ほどで手元ストップのボタンが固くなり、完全に止水できなくなったという声もあります。

向いている人:バブルやミストにはこだわらず、手元ストップ付きで価格を抑えたい人。

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タカギ キモチイイシャワピタT

泡やミストの機能はなく、節水と低水圧に対応したシンプルなヘッドです。7,000件を超えるレビューが集まっていて、価格は1,442円と、今回の中で最も安い商品です。

良い点は、水が優しくてソフトな水圧、軽くて取り付けも簡単、古い賃貸のシャワーヘッドを替えるのにちょうどよいという声です。気になる点は、中央の穴からほとんど水が出ないので、水流に空白部が気になるという指摘です。数年でスイッチが固くなるので、消耗品として考えたほうがよいという声や、節水型でも水量が変わらなかったという感想もありました。箱が開いた状態で届いたという報告も見られます。

向いている人:バブルやミストは不要で、まず安く節水ヘッドに替えたい人。

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低評価レビューで指摘が集中していた点

7商品全体で見ると、低評価レビューは大きく4つのパターンに分かれました。

1つ目は、水圧と湯温の問題です。ミストや節水型のヘッドは、家の水圧や給湯方式によっては湯温が下がる、水流が弱くなるという声があり、ミラブル・ReFa・LIXIL・SANEIのレビューで見られました。高価な商品ほど、返品できるかどうかも含めて事前に確認しておきたい点です。

2つ目は、重さと持ちやすさです。ミラブルとReFaの両方で、ヘッドが重くて手で持つと疲れるという声がありました。

3つ目は、水漏れやパッキン、手元ストップの固着といった耐久性です。接続部や内部のパッキンからの水漏れ、数か月から1年での手元ストップの不具合が、価格帯を問わず複数の商品で挙がっています。

4つ目は、効果の実感度合いです。「バブルの効果は分からなかった」という声が、高価な商品にも安価な商品にも一定数あり、体感には個人差が大きいことがうかがえます。

使い方別のおすすめ

ブランドの体験や塩素対策も重視して、維持費を許容できるなら、ミラブルzeroかReFaのピュア。3年の合計は約6万円前後が目安です。

ミストや水流の切り替えを楽しみたいけれど、カートリッジの維持費は避けたいなら、ReFaのUか、価格を抑えたLIXILのエコフルプラス。

日本製で、カートリッジを付けるかどうかを自分で選びたいなら、ナノフェミラスプラス。ただし耐久性の声が割れているので、保証期間も確認してください。

バブルやミストにはこだわらず、とにかく費用を抑えたいなら、SANEIのレイニーメタリックか、タカギのキモチイイシャワピタT。

まとめ

シャワーヘッドは、本体価格だけでなく、カートリッジの維持費で、3年後の総額が2倍近く変わることがあります。ミラブルやReFaのピュアは3年で約6万円前後、カートリッジが不要なタイプなら1万円前後から3万円、最安のタカギなら数千円以内に収まります。

ただし、どのヘッドも効果の感じ方には個人差があり、レビューでは水圧や湯温、重さ、耐久性といった、使い勝手に関する不満のほうが多く見られました。特にミストは、自宅の水圧や給湯方式で評価が分かれるようです。

まずは、自宅が水圧の弱い環境かどうかを確認し、カートリッジを含めた維持費を自分で許容できるかを考えたうえで、返品条件の分かる販売元から選んでみてください。

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